くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2020年8月11日号

「今週の談話」

大阪府知事「イソジンうがい薬が新型コロナウイルスに有効」との発言が話題になりました。

このウイルスは咽喉でも増殖するので、イソジンうがい薬が有効だそうです。

このうがい薬を使っていると新型コロナにかからないと勘違いして、これを買い求める人が殺到して、店頭からこのうがい薬が消えたそうです。私の医院でも「イソジンを出してほしい」という方が何人もいましたが、薬局でもイソジンうがい薬が不足してきているそうです。

しかし、このウイルスが増殖していないのにこのうがい薬を使い続けると、口腔内を清潔に保っている常在菌や免疫細胞などまで消滅させて、逆に口腔内が病原菌に感染しやすくなります。歯科医院では口腔内の感染を防止するため治療前にイソジンのうがいを行っていますが、各家庭でも毎日せっせとイソジンのうがいをしている人がいます。これは誤った使用法です。

口の中がおかしいと言って来られる方の咽喉をみると、のど全体が白苔に覆われていることがあります。

「イソジンでうがいしているでしょう」というと、「なぜ分かるのですか」と言われました。

イソジン強い消毒作用がありますので、先ほど述べた口腔内の必要な常在菌などが駆逐されて、病原性の弱い真菌が口腔内にびっしり張り付いてくるのです。イソジン使用過多による口腔内真菌症が生じたのです。

このような患者さんはたくさん来られます。イソジンのうがいのやりすぎに注意が必要です。

イソジンを使った噴霧液も以前売られていましたが、今もあるのでしょうか。このCMが流されていたときに、これを使い過ぎて咽喉が腫れ呼吸困難になった方が数人来られました。

新型コロナに明らかに感染し、味覚障害、嗅覚障害を生じている人や家族内感染が疑われる人などが、数日間使うのはいいと思いますが、何も症状のない人がイソジンうがい薬を予防的に使うのは危険です。

キンシバイ

キンシバイが庭の隅で咲いています。

公園などにさりげなく植えられていることが多いのですが、家庭の庭にも黄色い花が映えます。

この時期になると庭の草が伸びてきます。そろそろ草刈りをしなくてはなりません。

草刈って空をすっきりしてあげる

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