くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2021年10月27日号

「今週の談話」

新型コロナウイルスが激減しています。世界的にワクチンをよく打っているイギリス、イスラエルなどは逆に増えていると言われていますが、その中にあって日本の激減ぶりは世界中の注目を浴びています。

日本のワクチン接種率が世界の中でも急速に高くなっているのが激減のひとつとなっているのでしょうが、その他にも原因があるはずです。注目すべきは日本にあって世界にないものを探すことから始めた方が原因は見つかり易いと思います。それは東京オリンピックを開催したこととロックダウンを行わなかったという二点ではないでしょうか。

この二つは感染拡大につながると非難され、菅政権崩壊の原因ともされていました。しかし、これが感染激減の恩恵になっている可能性が高いのです。悪いとき菅政権は非難されましたが、好転した今、マスコミや野党は菅さんは偉かったと誰も褒めません。いまだに、日本の感染激減の理由を感染症の専門家がクリアに述べている人はいません。

オリンピック開催ロックダウンをしなかったことが恩恵に浴したとは私の仰天説です。私の説は誰もが笑って無視すると思いますが、私はそこに注目しています。

昨年新型コロナの流行が始まりインフルエンザ感染はほぼゼロでした。私はウイルス間の生存競争があるとみています。その時の大流行するウイルスは次に出て来るウイルスを制御しているという説です。植物でも動物でもある種異常発生すると、他の種激減します。新型コロナが流行していたために、インフルエンザそこに割って入ることができなかったのではないでしょうか。

今年は逆です。オリンピックで多彩なウイルスが入り込んでいるはずです。たとえばインフルエンザウイルスがすでに日本に持ちこまれているとすると、新型コロナは減ることとなります。この秋からインフルエンザが流行り、新型コロナが消滅しそうです。

日本は先進国の中でもロックダウンしませんでした。ロックダウンとは徹底的にウイルスから回避する策です。体に免疫力を付けないことになります。日本はオリンピックで多種のウイルスに出会い、ロックダウンしなかったことで不顕性感染を起こしているはずです。つまり、人は感染をおこすと免疫力がつきます。ロックダウンしなかったお陰で日本人に免疫力が高まっていると思われます。

こんな話を妻に語ると、「久我先生の説じゃぁね、誰も信じないのでは」と一笑に付されました。私は意外と正しいのではないかと思っています。

池の鯉

日本のちょうどいい日や紅葉山

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