2022年8月29日号
「今週の談話」
風船葛という蔓性の花があります。
妻が茶花として友達から種を譲り受け、今年初めて花を咲かせ、袋を育てました。涼しげで今の季節の庭にはふさわしいです。
ネット情報によると種から簡単に育てられ、大きく上に伸ばし育てることもできると写真も載せられていました。
一般的には鉢植えか、蔓性なので庭のフェンスに這わせることもできるそうです。
今年育った種を取り出し、来年はフェンスに絡ませたいです。

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以前友人とカフェで雑談をしばらくしました。
数日後急に彼から連絡が入り、「熱が出たので調べると新型コロナに感染していました。きみは大丈夫でしたか」と言われました。私はその後、何も体調に変化はありませんでした。彼と会った時には彼はウイルスをまだ持っていなかったのでしょう。
彼は頻繁に行っているスポーツクラブで私と会った後で感染したみたいだと言っていました。その後彼の奥さんも感染していました。
私はコロナ様の症状は今まで出たことがありません。私は新型コロナ感染症の免疫を知らないうちに獲得したのかもしれません(不顕性感染)。
そういえば私の医院のスタッフは誰もコロナの症状を発症する人がいません。みんな免疫をもっているのかも知れません。
このコロナ感染で気になることがあります。
検査して陽性になった人には薬として解熱鎮痛剤だけが投薬されています。
これでいいのでしょうか。風邪なら色々と薬をだしているのに、コロナなら解熱剤だけという医療機関がほとんどです。
自宅療養中にのどの痛み、鼻水、咳、全身倦怠感が生じることは多く、解熱鎮痛剤のみで過ごしている方をよく見かけます。こういう人にはどのようにすればいいのでしょうか。
以前は解熱鎮痛薬で様子を見てくださいの一辺倒でしたが、最近はこのような患者さんに往診したり、診療所に来てもらい自家用車の中での治療をすすめられるようになりました。
よく考えると、内科系の医師であればのどを診て「赤いですね」薬を出しましょう。聴診をして「肺炎は大丈夫です」が薬を出しましょう、となります。
しかし、鼻水が出る、鼻がつまる、のどが痛い、頭が痛い、咳が出る、味覚嗅覚がおかしいなどの症状は、耳鼻科医が鼻腔から上咽頭、咽頭に直接治療を施してやっと良くなるものばかりです。私はそのような患者さんに車で来てもらい、私は防御服、マスク、キャップ、手袋などで完全防御身をしてから、適切な治療を行うことにしています。苦しんでいた患者さんをやっと救うことができるようになりました。
私は薬は主に漢方薬で対応していますので、発熱がなく初期の時は葛根湯、発熱が主で全身倦怠感などがあれば柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、咳が出れば柴朴湯(さいぼくとう)などをだします。
発熱があり、のどの痛みが強い、咳が出るとなると、当然万が一のことを考えクラリスロマイシン系の薬、去痰剤も併用します。クラリスロマイシンはマクロライド系の抗生剤ですが、消炎剤としての側面もあり、ウイルス疾患にもある程度効果があることが知られています。
新型コロナに公的な治療指針を見かけることはありませんので、それぞれの医師の判断で治療薬を出すことになります。
コロナウイルス感染症に対する治療に、もう少し細かい配慮が必要ではないかと最近頓に思っています。
風船かずら言いたきことをためておく
