くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2024年3月21日号

「今週の談話」

同窓会雑誌の新春号を開いていると目を引くエッセイに出会いました。その題名は

「私の風変わりな健康法」です。80歳半ばと思われる医師の健康法の紹介文です。さすがに本にして売りたいと述べているだけあって5ページに及ぶ長文ですが、割愛してその一部をご紹介します。

毎日午前1時に起床してスロージョギングなどの2時間の運動をする。食事は一日一食朝食のみ。大量の生野菜と果物、その後に同量のご飯とおかずを食べる。週5日間JR徒歩(1万~2万歩)病院に通い、外来診療を担当する。午後6時に帰宅し入浴。午後7時に就寝」と信じられない生活リズムです。

一日一食、ほぼ24時間の絶食2時間の運動により細胞が活性化され、自然治癒力が高まる。病気の原因のストレスを解消させることができる」そうだ。

一般の人には一日2食、朝食、昼食がおすすめ。そして運動18時間の絶食がいいのではないか」と教示されています。

「この生活で、スタミナがつき、頭脳が明晰になり、生活習慣病や風邪にも罹らず

薬は何も飲んでいない睡眠が良好で、毎日が爽快で楽しい」そうで、更に

「病気の原因はストレスだ。肉体的ストレスと精神的ストレスがあり、ありがとうごめんねと感謝、お詫びの声掛けをするだけで精神的ストレスから解放される」と力説されている。

私には仙人の生活に見えました。このような生活は逆にストレスが溜まりそうで、私には務まりそうもありません。に読んでもらうと「何が楽しいのだろう。私は楽しく生きたい」とつれない返事です。

凡人はある時は病気にかかり健康な人を羨みながら生きていく以外は方法がないのかも知れません。しかし、精神的ストレスを回避させる「ありがとう」「ごめんね」は守れそうです。

ある女性が、「急に耳がふさがって聞こえません」と深刻な顔をして来られました。

花粉症で鼻水がでているので、鼻水をすすり上げたことにより耳管が詰まっているのだろうと思いました。

「先ほどまで高縄山に登っていて、下りて来る頃から耳が詰まりました」と説明を受けました。これは耳管が詰まったことを教える補完的説明です。

急性耳管狭窄症で間違いありません。しかし、万が一中耳炎になっていては大変ですので、念のため耳を診ました。中耳炎の兆候はありません。

鼻と上咽頭の処置をした後で耳管通気治療をすると、初めは詰まっていましたが、最後には耳管が開き、「どうですか」と訊ねると「聞こえるようになりました」と笑顔で答えてくれました。急に聞こえなくなると誰も不安になるものです。簡単に治ってもらって良かったと思いました。

春の日差しに浮かぶ運転士のシルエット

「どこいくの」「ちょっとそこまで」春の雲

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