2018年12月11日号
「今週の談話」
「自分の歯でものが噛めるのが一番です」と言われるとそんなものかと、ぼろぼろになった歯を抜いてインプラントの人工歯を入れることになりました。
下顎骨にドリルで穴を開けてボルトを埋め込み、人工骨を挿入するという手順で治療を行いますが、ボルトが下顎骨になじむようになるまで、時間をかけて養生するため、人工歯が完成するまで数か月かかります。
一つ完成すると別の歯が悪くなり、結局は3本インプラントをしました。
下顎骨には下顎管(かがくかん)がありその中に下歯槽神経、下歯槽動脈、下歯槽静脈が走っています。したがって誤ってこの下顎管を傷つけると色々な障害を生じることになります。幸いに私はインプラント後にそのような障害は生じませんでした。担当の歯科医が丁寧に対応してくれたために、問題はなく人工歯が完成したのです。
インプラントの人工歯を見ると、その他の歯が汚くなっているのが気になり始めました。
「汚れた歯のホワイトニングをしませんか。歯がきれいになって10~20歳若返りますよ」と言われたら、そうなんだと思い、歯を白くしてもらうことにしました。治療が終わるとなるほど奇麗になりました。10歳も若くなった気はしませんが、だれ彼となく白い歯を見せて話しかけてみたくなりました。
年を取るたびに黒ずんだ肌や歯が気になり、若返り術をすることになります。
いつの間にか皮膚科は美容皮膚科に変わり、歯科は美容歯科へと次々に変わっています。
しかし、どう考えても美容耳鼻咽喉科になることはないでしょう。鼻や耳だけ白かったら不気味です。
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「丘みどり」コンサートが松山コミニティセンターであり見に行きました。
丘みどりさんは若手演歌歌手としてめきめき頭角を現していますが、今の勢いを得るまでに苦節15年を要したそうです。小さいころから民謡を習っていて、民謡大会で優勝したこともあるという本格派です。
ラッキーなことに丘みどりさんと一緒に写真を撮っていただくことができました。目がキラキラと美しく輝き大変魅力的な女性でした。歌もたいへん上手で、今年の「NHK紅白歌合戦」にも出演します。
そのコンサートに松山の演歌歌手「結城とも子」さんも出演して歌いました。
結城とも子さんは二番町でカラオケバーを経営しています。
私たちは句会が終わるとここに集まり、大いに歌って楽しみます。
いわば私たち句会仲間の溜り場です。
人生は祭りの中の濁り酒
