2025年5月18日号
「今週の談話」
毎年連休明けに行われる「遊五人展」と称する俳句仲間がそれぞれの感性で作った作品を持ち寄って、キャメルKで展覧会を5日間にわたって行われました。
私は写真俳句と小石の作品を出しました。
私はいつものように新作と過去の作品を混ぜて出しました。
新作は「シーラカンス」と「カワセミ」でした。
シーラカンスはNHKの番組でシーラカンスの群れを見つけたと言う番組を見て作ることを思い立ちました。
シーラカンスは灰色に近い青色に見えましたが、私は青色を主体とした色を使いました。石の形に合わせて顔とか鰭を作りますので、実物とはかなりかけ離れますが、想像を膨らませながらシーラカンスに似るように努力しました。
ネット検索するとNHK はシーラカンスを詳しく報じ、写真も記事も引用できるように書いていましたので、少し参照させてもらいます。
シーラカンスは、アフリカ(南アフリカ、タンザニア、コモロ諸島)とインドネシア近海の深海に生息しています。水深150m~700mの岩礁域の溶岩洞窟などに生息しています。「生きた化石」と呼ばれる魚、シーラカンスが群れをなしている様子をNHKの取材班が撮影し、繁殖につながる可能性のある行動を捉えることに成功しました。シーラカンスは、およそ4億年前の魚の化石とほとんど変わらない姿をしていることから「生きた化石」と呼ばれ、いまもアフリカとインドネシアの近海で生息していますが、主に水深100メートルより深い海に生息し、詳しい生態はほとんどわかっていません。
NHKの取材班は去年8月、インドネシアのスラウェシ島の沖合で、国内外の研究者による調査チームと潜水艇に乗り、撮影を行いました。
調査では、水深およそ160メートル付近で1匹のシーラカンスを見つけ、3台の潜水艇でかわるがわる観察し続ける「72時間連続追跡」を行った結果、これまで単独で確認される例が多かったシーラカンスの8匹の群れを発見しました。シーラカンスの繁殖行動か NHK取材班が撮影
出典:日本放送協会 NHKより参照(強調は筆者による)

深海に初夏の風ありシーラカンス
カワセミはいつかは作りたいと思っていたのですが、やっと手ごろな石が見つかり
チャレンジしてみました。カワセミはよく観察すると結構複雑な羽根や色彩を持っているため、入念に作らないと失敗しそうなので、時間をかけてなるべく丁寧に作りました。
カワセミは以前道後公園のお堀に居ついているのを発見して、カメラを構えて2時間ほどの間にたくさんの写真を撮りました。

お堀の中の小魚を木の上から狙って、魚を発見するとストンとお堀に飛び込み獲物を咥えて木の上に帰り、獲物を食べていました。魚を狙ってじっと木の上に止まっているので、鳥としては非常に写真に撮りやすくて、好都合でした。
飛び立つ姿はキラキラと羽根が輝き宝石のような美しさです。
それ以来、いつかはカワセミを作ろうと考えていたのです。
シーラカンスとカワセミを作るために貴重な連休の2日間をつぶしてしまいました。
作ってはやり直しをくり返したのです。
来年からは早めに作品を仕上げて、連休をゆっくり楽しみたいと思います。
展示した作品を見た方から、「ゴマアザラシと書いていますが、ゴマフアザラシの間違いではありませんか」と指摘を受けました。
名札を作るにあたって調べてみるとゴマフアザラシの子供は表皮が白く胡麻模様が見られる。大きくなるとゴマフが生じて来る。ゴマフアザラシが正式だが子供の時はゴマアザラシの通称で呼ばれることもある。
と、記載しているものがあったため注釈を入れて「ゴマアザラシ」とプレートに記入しました。「ゴマフアザラシ」でも「ゴマアザラシ」でも間違いではないようです。


