くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

■戻る

2025年10月26日号

「今週の談話」

高市早苗首相が誕生しました。

彼女の歯切れのいい発言は他の政治家にない未来を感じさせる予感がしています。また連立を組むことになった日本維新の会の吉村洋文代表、藤田文武代表の発言にも何らかの改革の勇気が伝わってきます。このような人たちで組まれた政府に私は希望を託したいと思います。

しかし、政治の世界は理想と現実の間に深い谷があります。すべての提案が、思い通りに実行されることはないでしょう。これから困難が待ち構えています。

今もコロナが流行っています。検査をすると、ほとんど毎日感染者が出ます。

ある会社員の方が微熱咽頭痛で来られました。

一週間前高熱が出て近くの医院を受診して検査を受けましたが、コロナインフルエンザ陰性でした。その医院では感冒と診断されて出された薬を飲みましたが、微熱が続き、喉の痛みが取れないと言って、私の医院に来られました。

不思議なもので、扁桃炎かもしれないがコロナの疑いがあると何かを感じ、再検査をしてみました。すると、コロナ陽性でした。

今のコロナ感染喉に痛みが出て、長引くこともあるという印象があるため、喉の痛みを訴える人は必ずコロナの検査をすることにしています。

私なりの基準で検査をしてみて、コロナ陽性に出た人は何人もいます。発熱がなくても喉の痛みいつもと違うと言う人がコロナ陽性であった例はたくさんあります。もし、喉の痛みだけで来られた方を検査せず治療すれば、私の医院内にコロナのウイルスをばらまき、感染を助長することになります。

この方はコロナ陽性だったのに風邪と言われていたため、その会社内コロナウイルス一週間ばらまいたことになります。

コロナの検査は鼻の奥に感染源があるため、綿棒を鼻の奥まで入れないと正しい検査にならないことがあります。そこが問題点かもしれません。

秋明菊

庭草を刈り秋空を高くする

ページトップへ