2019年6月27日号
「今週の談話」
この6月16日で私の医院は開院30周年を迎えました。
バブルの頃に開院した頃に比して、30年を経た今の医薬業界はすっかり質素な趣になっていますので、派手なパーティーをするような雰囲気ではありません。細々と医院内での食事会を行いました。
私の住む松山郊外の北条は海の幸が豊富なので、どこにも負けない美味しい寿司屋さん(うを勝)があります。ここで美味しい和食を楽しみました。大きい鯛頭のあら炊き、普通の2倍はある栄螺(さざえ)の焼き物、新鮮にして特大ネタのにぎり寿司などが並びます。松山市圏内であればここが一番おいしく満足度が高い寿司店です。
スタッフがお祝いに赤ワインを贈ってくれました。
化粧箱の中には花屋さん(白水台・花市)が紫陽花を飾ってくれました。
豪華な贈り物で感激しました。

この30年間、私の周辺の動きを振りかえってみます。
耳鼻咽喉科治療に東洋医学の漢方薬、針の知恵を取り入れたことにより、耳鼻咽喉科分野の疾患が治りやすくなりました。私の勤務医の頃と比較してみると様々な治療効果を得ています。
それらの疾患はめまい症、耳鳴症、慢性中耳炎の耳漏、鼓膜穿孔、耳管開放症、耳管狭窄症、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、上咽頭炎、後鼻漏、慢性(反復性)扁桃炎などの他、おまけとして五十肩、腰痛症、膝痛症に対してもささやかな治療をおこなっています。
子どもとは離れ離れに過ごすようになりました。医院の私の似顔絵を小学2年生の時に描いてくれた長女は精神科医となり岐阜市に、ゴルフをして痩せたと思うと、グルメでさらに太った長男は耳鼻科医として福岡市(いまは地方勤務ですが)に離れて暮らしています。
妻と二人暮らしとなった今、私の主な趣味は俳句です。俳句は簡単なのですが、私はどんなにがんばっても上級者にはなれません。俳句も天賦の才能に恵まれた一握りの人が活躍しています。カラオケで上手に歌える人には全く敵わないことやいつまでも上達しなかったゴルフの腕を想像してもらうと、私の俳句がそこそこであることが分かります。
連休があればなるべくどこかに旅行に出かけます。
はじめて行った岩手、青森の旅は大変面白く楽しかったです。まだまだ自分たちの知らないところに行って、興味ある文化に触れてみたいと思っています。

奥入瀬の靴の先端滴りぬ
