2019年7月11日号
「今週の談話」
私は耳鼻咽喉科治療に東洋医学の知恵を取り入れています。
東洋医学を勉強すると漢方薬の知識の他に鍼灸治療も学びました。
鍼灸治療を応用すると耳鳴り、難聴、めまいの他、腰痛、坐骨神経痛、膝痛、末梢のしびれ感などの治療も手掛けるようになりました。
腰痛、坐骨神経痛、膝痛などの治療は私にとっては趣味的要素が強く、偶然出会ったそのような症状の人に対して、余業として(楽しみながら…変な表現ですが)治療してきました。
あるとき常連の方から「妻の腰痛を治して欲しい」と言われ、一度だけ治療しました。その後その方が良くなったのかどうか、すっかり忘れていました。
ある時、その常連さんに紹介されたという方が来られました。この方は「私は歩き遍路をしているのですが、最近は1kmも歩くと足が痛くて前に進めません。それを友達に言うと、友達がうちの嫁さんが久我先生のところで治してもらったから行ってみたらどうか、と言われて来ました」と話されました。そうかあの常連さんの奥さんはそのまま治ったのだと分かり安堵しました。
その常連さんの友達にも私なりのツボ治療をさっそく行いました。この方もその後一度も来られなかったので、治らなかったからあきらめて来ないのだろう、と思いつつその事を忘れていました。
しかし、そんなある時、腰やら膝が痛いという方が来られ「ある人から行ってみたらと奨められて来ました」と言われました。「1kmも歩けなかった人が、先生の治療を受けた翌日から歩き遍路をしてみたら、2日間で40km歩いても足は全然痛くなかったそうです。それを聞いて来ました。私も治してください」と熱心に語られました。私が知らないうちに、あの方は治っていたのだと思うとうれしくなりました。
その後口コミでこのような方が次々に来られるようになりました。ある人は肩痛(五十肩)、ある人は腰痛、そしてある人は膝痛と様々な症状の人が来られました。
私の治療法は従来の鍼灸治療とは少し異なっていて、私が学んだ色々な方法を私(わたし)流に形を変えて行っています。自分では立体的疼痛治療(いいネーミングです)と称しています。
耳鼻科医が耳鼻科医院の片隅で腰や膝が治せたらそれはそれで楽しい治療です。また私は凝り性なので、何かもっといい治療法があるはずだと色々と考えていたら、いつの間にかこのような治療に辿りつきました。
当然、私は多くの方を治すことは目標にしていません。偶然耳鼻科治療の中で発見した方や口コミで来られる方を少しでも治すことができたらと思っています。
梅雨空で紫陽花はだんだん少なくなってきましたが、まだ元気な紫陽花もあります。いま一番元気なのは「万華鏡」という品種です。花弁は小さく密集していて、たいへん可愛い花です。

その奥の紫陽花の花その奥の
