2020年10月25日号
「今週の談話」
NHKの大河ドラマの「麒麟がくる」はコロナ禍による中断の後は興味が失せて、すっかり見なくなりましたが「麒麟がくる」の舞台にもなった岐阜城に行ってきました。
登山道は急峻なためロープウェーが設置されていて、これを利用するとするすると山頂の少し下まで行くことができます。
ロープウェーを下りたところには、ブラタモリでタモリさんが盛んに教えてくれた地層を作っているチャートが露出していました。なるほどこれが放散虫などが固まってできた岩石かと感心して触ってみました。タモリさんの知識は半端ではなくタモリ学といえる領域まで達しているように思います。
休憩所から見る岐阜市周辺の平野はかつて信長、秀吉、家康などが戦った古戦場です。


断層は斜め曼殊沙華は真っ直ぐ
朝ドラの「エール」は一週間ごとに懐かしい歌の裏話が出てくるので、楽しみにみています。
先週は待ちに待った名歌「長崎の鐘」の誕生のエピソードが明かされました。実に感動的な一週間でした。この歌のモデルである永井博士が床に臥して白血病と闘っていた如己堂(にょこどう)も出てきました。本物は実に小さな建物です。
このドラマの長崎の鐘は浦上天主堂の鐘です。浦上天主堂はレンガ造りの立派な建物でしたが爆風で倒され、鐘はがれきの下に埋もれました。その鐘を皆で掘り出し、鐘を釣り上げました。その話を聞いてから、古関裕而氏は皆を励まし、エールを送る歌を作ったのです。
浦上天主堂のそばに長崎大学医学部があり、かつて原爆はこの浦上の地に落ちました。原爆が落ちた周辺は平和公園として整備されていて、北村西望氏作の力強い平和記念像があります。
長崎大学医学部で授業を受けていた学生は、爆風で階段教室の上から下まで吹き飛ばされたという話を聞いたことがあります。
私はかつてこの地にしばらく住んでいました。医学部には浦上天主堂の前を抜けて通っていました。
