くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2020年11月12日号

「今週の談話」

11月に入ると気温が下がり、夜の会合には上着が必要になってきました。

庭には紅葉が積もりはじめ、蹲(つくばい)の中に沈んでいる様子は美しく興味を引きました。

石蕗(つわ)の花が咲き始め、庭が明るい黄色で満ちています。

石蕗(つわ)の花の下には藪柑子(やぶこうじ)赤い実も鮮やかです。

紅葉と庭の蹲

藪柑子の赤い実と石蕗の花

ピアノ弾く指は多彩に秋灯す

私的には、春に行われてきた学校検診9月、10月に行われ、インフルエンザの予防接種も始まり、感冒様症状に続く副鼻腔炎、中耳炎、上咽頭炎、気管支炎の病気が幼児から高齢者まで増加してきて外来が多忙になってきています。

また12月9日(水)から13日(日)まで愛媛県立美術館で開かれる「松山市医師会・美術展」に出品する作品作りまで重なり、ますます忙しくなっています。

新型コロナ感染は急激に増加してきて「第3波」といわれ始めました。

しかし、次第に新型コロナウイルスの特徴が分かってきて、検査上陽性になっても自然治癒がほとんどで、重症化することはまれであるといわれています。

国際医療福祉大学の高橋泰教授によると「新型ウイルスの毒性は弱く、伝染能力も低い」そうです。

またある学者によると、交差免疫という免疫システムがあるために日本人は新型コロナに罹りにくく、罹っても軽く済むそうです。BCGの予防接種が新型コロナにたいして免疫力を作っているという説に近いのですが、旧型のコロナウイルス(今までの感冒)に感染した経験をリンパ球が覚えていて新型コロナウイルスに対する抗体が少なからずできている、ということのようです。日本人の75%はその免疫(抗体)をすでに持っているそうで、風邪を繰り返してきた経験が生かされているという説で、少し安心しました。

今まで通りの手洗い、マスク着装で十分に対応できそうです。

アメリカの大統領選挙が終わり激戦の末、民主党のバイデン氏が共和党のトランプ大統領破りました。

アメリカの制度では選挙で負けた方が「参りました、おめでとうございます」と負けを公的に認めて初めて次期大統領にバトンタッチできるそうですが、負けていても負けを宣言しないと何が起きるか予測がつかないそうです。日本には武士道の精神があり潔いのですが、アメリカにはそういう精神はないのでしょうか。

勝利を確信していて破れたトランプ氏は、民主党に選挙違反があったと、確信が得られないまま裁判所に訴えています。それらは全て却下されて、ますます窮地に立っています。報道によると、トランプ氏は様々なことで1000件余り訴えられていて、大統領特権で訴訟は逃れているのですが、大統領を辞めると訴訟の嵐に巻き込まれる可能性が高いそうです。

某国では主導者を退くと、暗黒の世界が待っていますが、アメリカは次期大統領が恩赦を出してくれるのが普通です。しかし、トランプ氏には出さないかもしれないそうで、裏取引もうまく行っていないと誰かが解説していました。

私がアメリカの大統領選挙のことを心配しても仕方がありませんが、気にはなります。

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