くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2022年6月27日号

「今週の談話」

月に一回の仲間内のゴルフ会をするようになりました。本格的にゴルフをするのは2年ぶりになります。医師会の若い先生が私たちの仲間入りをしてくれました。

メールで「梅雨時なので雨が降るかもしれませんが、降ってもするのですか」と訊いてきました。「大丈夫です。私は晴れ男なので、雨は降りません。天気予報が雨でもプレイが始まると必ず雨はあがり、晴れてきます」と返信しました。

その日は曇りながら午前中は所により小雨が降るとの予報でした。8時過ぎのスタートだったので、少しひんやりしていました。それでウインドブレーカーのチョッキを羽織ってゴルフ場に入りました。

「あれ?晴れ男と言っていたのに、レインコートを着てるじゃないですか」にたにたしながら話しかけてきました。「これは単なる風よけですから」と言って空を見ると、今にも降りそうな黒い雲が覆っています。私より先輩の先生「雨になったら帰るよ」といつもの調子で心配そうに雲を見ています。

パラパラと雨が降ってきました。私が雲を払うような仕草をすると、雲は薄い灰色となり、西の方に雲の切れ間もみえてきました。「ほら今から晴れますよ」と言いながらスタートしていきました。その日の後半は晴れて強い日差しとなりました。

晴れたゴルフ場

鼻がむずむずして、鼻水がでます。時々鼻水に血が混ざっています。鼻水は水のようなときもあれば、ドロッとした時もあります」このように言ってくる人を時々見かけます。病気の部位は鼻の入り口です。

このような方には決まってしていることがあります。アレルギー症状の時もあれば鼻かぜ様症状の時もあるのですが、鼻がむずむずするので、ついついティッシュペーパー鼻の入り口に入れてぐりぐりしています。

ティッシュペーパーを丸めて鼻に入れてグリグリしているでしょう」と訊くと、「えっ、何で分かるのですか」と答えて顔を赤くさせます。

「この病気はティッシュペーパーぐりぐり症候群という病気です」と説明すると、「それは何ですか」と不思議がります。

「鼻水が出ると、中々止まらないので、鼻をかんだ後でティッシュを丸めてぐりぐりするから、鼻の粘膜が傷ついて粘液が出てくるようになり、時々鼻血も出るようになるのです」と説明をします。「分かり易く言えば、鼻粘膜の湿疹ですね。ティッシュペーパーぐりぐり症候群と言えばなるほどと思うでしょう。これは私がつけた病名です」

何年も治らないという人も中にはいます。アレルギー性鼻炎と言われて長い間、抗アレルギー剤を飲んでいるのだそうです。

ティッシュペーパーは木の繊維からできているので丸めると意外と固い部分がでてきます。ぐりぐりすればそれが鼻の粘膜を傷つけることになります。

治療はまずその習慣を止めてもらうことから始めます。次に鼻粘膜を改善させる軟膏を処方し、それを脱脂綿に付けてもらい、傷んだ部位に一定の時間入れて置くように指導します。それを根気強く続けてもらうと数週間で治ってきます。

ティッシュペーパーぐりぐり症候群という病名は我ながらよくできた病名だと思っています。

紫陽花が庭に咲いています。

品種改良が進み、様々な紫陽花が楽しめるようになりました。

紫陽花

紫陽花のきりりと尻をあげてをり

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