くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2022年12月20日号

「今週の談話」

新型コロナ感染の勢いがとまりません。感染者の規制が軽くなったため、自己検査で陽性の人も自宅待機で済ますようになりました。

鼻水が出てきて、のどが痛くなりました。あした、会合がありますので検査キットを買って念のため検査をしましたら陰性でした」とある患者さんから言われました。

陰性ですがそれはコロナ臭いですね。検査は鼻の奥まで綿棒を入れて調べましたか。念のため再検査してみます」

と言って調べました。すると陽性反応がでました。「鼻の奥まで調べなかったでしょう」と言ってを出しました。

自己検査上手にできてないことの方が多そうです。注意が必要です。

今まであまり疑問に思わなかったのですが、4~5回ワクチンを打って新型コロナに感染する人もいれば、全くワクチンを打たなくて感染を起こさない人もいます。ワクチンを打てば重症化を防げるとは、国のうたい文句ですが、今一つ疑問が残ります。ワクチンを打って体調が悪くなる人もいます。ワクチンの副反応でいまだに苦しむ方もいます。何が正解で、何が不正解なのでしょうか。どこにも答えは書いていません。

ふと思いました。風邪に罹りやすい人もいれば、ほとんど風邪をひかない人もいます。新型コロナウイルス風邪に関係するコロナウイルスの仲間です。ここに答えがあるような気がします。

風邪をひきにくい人免疫力が高く、ワクチンを打たなくても新型コロナに感染しにくい(感染しない)。逆に風邪に罹りやすい人免疫力が低くワクチンを打っても感染しやすい。これは、体力があるかどうかにかかっているとしか言いようがありません。結果論でもあります。そして、問題は中間の人です。たまたま、時々風邪をひくことがあると言う人たちです。こういう人たちにもワクチンが必要なのでしょう。

免疫力が低い自己判断できる人は積極的にワクチンを打った方が良さそうです。免疫力が高い自慢する人オールフリー(ワクチンを打たない)でいいと思います。

は健康に注意を払わなかった若いときには、よく風邪をひいていました。しかし、東洋医学の勉強をして、漢方薬の知恵を利用するようになってからは、身体を冷やさないように心がけるようになりました。また背中の冷え、のどの違和感は、風邪のサインなので、早め早めに葛根湯(かっこんとう)を、またのどがいがらっぽく咳が出そうなときはこれも早めに柴朴湯(さいぼくとう)を飲んでいます。そのように体の変化に気をつけるようになってからは、風邪にかかることがありません。発熱、咽頭痛は20年ほど経験がありません

そのように体調の変化気をつけているせいか、風邪新型コロナウイルスの患者さんにたくさん出会っていても、風邪にも新型コロナにも罹っていません

そういえばインフルエンザの季節にはマスクすらしていませんでした。

2022年のサッカー・ワールドカップはアルゼンチンの優勝で幕を下ろしました。日本は1次リーグでドイツ、スペインを下し世界を驚かしました。終わってみればこのときの戦いが大きく評価され、公式発表順位はなんと9位でした。

FIFAは今大会に参加した全32か国の最終順位を発表しました。決勝トーナメントの敗退国や1次リーグ敗退国同士でも、勝ち点や得失点などで順位を決定しているそうです。ベスト16で敗退の日本は、1次リーグで2勝したこと、PK戦での負けが引き分けとなったため、決勝トーナメント1回戦で敗れた8か国の中でトップの9位となりました。

FIFAは18日、カタールW杯の閉幕を受け、「おとぎ話のような結末を迎えた画期的なW杯」と題した大会の総括を連盟の公式サイトに掲載しました。

その中で「傑出していたチーム」として、優勝したアルゼンチン代表や2大会連続でベスト4に進出したクロアチア代表、アフリカ勢初のベスト4進出を果たしたモロッコ代表とともに日本代表が選ばれました。

強豪国を撃破し2大会連続でグループステージを突破した日本代表の戦いぶりを次のように称賛しています。

グループEを制するのは、過去4度のW杯優勝を誇るドイツか、それとも21世紀の強豪スペインだと思われていた。しかし、日本はその両巨頭を倒してグループ首位に立ち、大衆の評価を覆す結果を残した。”サムライブルー”はまた、ハーフタイムでビハインドを負っていた2試合逆転勝利を収めた。これはW杯史上では3チーム目、1970年の西ドイツ以来の記録となっている」(強調は筆者による)

日本のサッカー大いに評価された大会でした。今後の活躍が大いに期待されます。日本のサッカー世界の強豪国の一歩手前まできています。

今年のモミジは足早に散っていきました。

これはモミジの見納めです。

庭にはすでに落葉厚い層を作っています。

モミジの絨毯に乗り遠くへ行きませんか。

紅葉

紅葉散る最後のひと葉残るまで

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