2023年5月16日号
「今週の談話」
今年のゴールデンウイークは娘の住む岐阜と息子の住む福岡を交互に訪問して過ごしました。お互いの街をぶらぶらしたり、食事を楽しんだりするだけの、親子の親睦会だけになりました。
コロナ感染症が5類に移行されたことにより、外出等の制限がなくなりたくさんの人が街にあふれていました。まるで失われた時間を取り戻すかのように、人は外に出て自由を楽しんでいるような混雑ぶりです。

逆に言えば混雑する場所は避けて過ごしたいという心理が働き、私たちは内容の無いぶらぶら旅に終わりました。
ぶらぶらしながら、2メーター以内がよく見えるという診療用の眼鏡を福岡で買いました。前回の旅行で偶然買った鯖江産の眼鏡が気に入り、それの診療版を作ってもらいました。白衣に合うような銀縁の丸眼鏡です。
*
旅行で遊んでしまったために、自分の仕事がたまってしまいました。ゴールデンウイーク明けに行われる「遊五人展」の最終的な作品作りをまず行い、展覧会に間に合わせました。「遊五人展」は13人ほどの参加者が思い思いの作品を並べます。写真、アクリル画、立体的作品、パソコン画、水墨画、クレパス画、小石アートなど多彩です。これは私の作品です。

オープニングの5月13日には「詩と俳句の朗読会」と称して会員がこれも思い思いの話を披露しました。
私はコロナ感染症の後遺症をほとんど治せるようになったという話、老化防止の認知症予防の話、そして私が書いている100年俳句計画という雑誌の俳句コラムの話をしました。
コロナ感染症後遺症の話は次回に書こうと思います。今回は認知症予防の話を少し触れます。
脳科学者と自己紹介されている西剛志さんの「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」という本をみつけました。それから得た情報を私なりに解釈して披露しました。
作者は東京工業大学大学院・生命情報専攻卒の脳科学者の肩書を持たれています。
ご自分の30歳で難病を宣告された治療経験から長生きするヒントを得たそうです。「歳をとっていくことは抗えない、でも脳はいつまでも若々しく保てる」という結論を巻末に書かれています。
・ドーパミンというやる気を生み出す脳内ホルモンは加齢とともに減っていくため、食欲、性欲などは低下します。しかし、笑顔、音楽、運動、好きな人をつくる、サークル活動などによりやる気がおきてドーパミンが増えるそうです。欲のある人ほど長生きするそうです。
・オキシトシンは愛情ホルモンといわれるホルモンで、動物や人と触れ合う機会が多いと出てきます。幸福感を感じるホルモンです。加齢とともにオキシトシンは増えます。
若いときは生理的欲求が強く、高齢者になるにしたがって社会貢献などの社会的欲求が強くなります。
人のために何かすることによってオキシトシンが増え幸福感が満たされます。幸福感が老化を防ぎます。
私が新しい発想を求めて俳句を作り、句会で対話を行いほめあい、遊五人展などの展覧会に作品をだして、互いに批評してほめあうことも老人脳にならないために役立ちます。ユネスコなどの活動は社会貢献の一つであり、積極的に活動することで、若さを保つことにつながっていきます。

幸福感こそ老人脳にならない若さを保つ秘訣なのです。
私は100歳まで生きそうです。
この本を読んでみることをおすすめします。
追伸 わたしの記事を読まれた方が森永ミルクキャラメルをプレゼントしてくれました。ありがとうございました。
鉢物の石楠花(しゃくなげ)を庭に植えていたら年々大きくなり、立派な花を咲かせています。
このようにして育てた花が庭にたくさんあります。

こころのそばにキャラメルと木の芽風
